2015年7月23日木曜日

研修医・林先生が学習講演!



7月16日(木)、後期研修で赴任中の林先生が「転んで寝たきりを避けよう!」をテーマに学習講演を行い、友の会員や患者さんなどが聴講しました。
 
 林先生は、転倒・骨折が高齢者の寝たきりになる大きな原因のひとつだと述べ、住宅内の段差を解消するなどバリアフリーの環境を整えたり、筋力が衰えないように適度の運動を継続するなどして、日常的に転倒を予防するからだ作りが大切だと強調しました。

 高齢になると、ふだん動かさない部位が衰える「廃用症候群」を起こしやすく、「最近足腰が弱ってきた気がする」などの症状が出てきたら、ロコモティブシンドローム(筋肉が低下して転びやすい状態にあること=ロコモ)を疑う必要があると述べ、ロコモに該当するかを自分で判定してみる「ロコチェック(下記)」を紹介し、7つの項目に、1つでも当てはまればロコモの疑いがあると話しました。

◆【7つのロコモチェック~1つでも当てはまればロコモの疑い】
□ 片足立ちで靴下をはくとよろける
□ 家の中で滑ったり、つまずいたりすることが増えた
□ 階段を上るのに手すりが必要
□ 横断歩道を青信号で渡り切れない
□ 15分以上歩くと、やたらに疲れる
□ 2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難
□ 掃除機の使用や布団の上げ下ろしなどが困難

 また、「転んで寝たきりにならないために、早めに対策を講じる必要がある」と話し、ロコモ対策として効果的な片足立ちによるバランス訓練などを紹介しました。「無理せず継続すること」が大事だと述べ、できることを少しずつ、長く続けてくださいと呼びかけ、講演を結びました。

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