2015年4月23日木曜日

家庭医療を振り返る余市フェスタ開催!




 4月20日、初めてのポスターセッションで、家庭医療を振り返る「余市フェスタ」を開催しました。
 
 家庭医療グループ(月寒ファミリークリニック、黒松内診療所)の振返りは、何かとフェスタと銘打つのが常態化しつつあるこの頃ですが、とうとう余市診療所の振返りもフェスタと名がついてしまい、先に黒松内診療所でおこなったポスターセッションに対抗し(?)、しかも、各自の「家庭医療とは・・」の格言もつけましょうとの所長の軽い一言の提案で、各自が汗を流すことになりました。
 当日は、小樽診療所からも4人の職員が参加してくれました。

 1年目の事務職員からは、1年間を振り返りできたことやこれからの目標を、マッサンとリタさん、余市のゆるキャラのきれいなイラストの中で表現しました。

 事務長は、マッサンの話と家庭医療の振返りを、川をはさんで対比させたポスターを作成し、家庭医療の木にウィスキーと桜の花を咲かせました。

 放射線技師からは、「レントゲンから見えてくる家庭医療」のタイトルで発表し、家庭医療=(科学的な診断+患者の家族背景や地域)+最新の治療であると、迷格言(?)をのべました。
 
 スタッフの看護師からは、3年間のまとめとして、自分の家族図を書いて紹介し、取り組んできた委員会活動を紹介しました。
今回、司会を務めた濱野先生(4月からは、小樽診療所の副所長)からは、余市での副所長としての振返りをおこない、医師の研修の場である「二木会」が、初めて地方診療所で開催でき、医師だけでなく多くの職員が参加した取り組みの感動を伝えたり、思い出深かった積丹までの訪問診療の事や、余市に来てくれた研修医と過ごした食事を含めた地域視診など、貴重な時間を過ごせた事、所属した小児科委員会の取り組みが活発におこなわれた事などを発表しました。

 今回、異動となる看護師長と事務主任からは、二人で合体させたスライドで発表を行いました。

 事務主任からは、最初に出くわした「家庭医療アレルギー」の話や、瀬野尾所長先生の野望や葛藤を紹介しながら、様々な研修や医療活動、啓蒙活動に取り組んできた事例や、自分の思いも吐露しました。
 
 看護師長からは、当初飼い猫の事情から札幌から通勤していた頃の失敗談や、印象に残っている訪問診療患者の事例などを紹介しました。また、「家庭医療の木」の手入れが、医療・看護・介護であったり、手入れする人が存在するのは、診療所などであったり、「木」の環境や土壌を良くするのが、町や国の制度だったり、どんな「木」も健やかに生えてていい事が権利だったり、そうして、その人の願いのこもった身を実らせることが「家庭医療」ってことなのではと、すばらしいまとめとして発表してもらいました。

 最後に、瀬野尾先生より、家庭医療が職員みんなに、このような発表された形で根付いていっていることが非常によく分かり、課題もありながらも頑張ったことを述べ、本日で移動となる事務主任に記念品が手渡されました。
  
            

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