B型肝炎とは・・・?
B型肝炎ウイルスによる病気です。このウイルスは、体に入ると肝炎を起こし、長く肝臓にすみついて、肝硬変や肝臓がん(日本における癌による死因第3位は肝臓がん)を起こします。
非常に感染力が強いウイルスで、毎年約2万人がかかっています。
感染経路は、B型肝炎ウイルスを持った母親から分娩の時に子どもにうつったり(母子感染)、父親や家族や友人からの感染や、ウイルスに汚染された血液の輸血や性行為などでの感染(水平感染)が知られています。知らない間にキャリアになった家族などから子どもへ感染することも珍しくありません。
親がB型肝炎のキャリアではないから大丈夫、ではないのです。
予防法は・・・?
B型肝炎ワクチンで予防できます。B型肝炎を予防するということは、肝臓がんを予防することにもなります。肝臓がんはがんの中でも死亡率が高いです。B型肝炎ワクチンは、赤ちゃんの命を守る唯一の「がん予防ワクチン」なので、接種をお勧めします。
B型肝炎ワクチンとは・・・?
世界の多くの国では、必要なワクチンと認識され、定期接種になっていました。
日本では任意接種となっていましたが、平成28年10月から定期接種(無料)に
なりました。
定期接種として受けることができる月齢は生後12ヶ月までです。
生後2か月から接種可能で、接種回数は3回です。
具体的には初回、2回目:初回から4週後、3回目:初回から5−6ヶ月後です。
12ヶ月までに3回接種するため、遅くても生後5ヶ月までには接種開始が必要です。
推奨されている時期は、生後2ヶ月です。
生後12ヶ月を過ぎた方は任意接種(有料)となってしまいますが、
「がん予防ワクチン」であり、大人の方でも接種をお勧めします。
料金は・・・?
定期接種であれば無料です。任意接種であれば1回5400円です。
まとめ
2ヶ月を過ぎたらB型肝炎ワクチンを接種しましょう。
それ以外の方もまだ接種されていない方は接種をおすすめします。
将来肝臓がんで苦しまないために、
「がん予防ワクチン」受けてみませんか?
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