2014年2月6日木曜日

しりべしJねっと第3回研修会を開催しました

 2月1日(土)、後志管内にある勤医協の黒松内診療所、小樽診療所、余市診療所の3つの診療所の事務職員ほか9名が参加したしりべしJねっと第3回研修会を黒松内診療所にて開催しました。

今回の研修会では、
①小樽診療所の歴史や現在の状況、地域の中で果たしている役割を学ぶ
②小樽の地域医療をより良くするために、SWOT分析を用いて、小樽診療所の長所や課題などを明らかにする
③小樽・黒松内・余市のそれぞれのSWOT分析から、3つの診療所の強み・弱み・課題を探る
④事務職員の技術研修として、在宅療養支援診療所の制度と黒松内の実践を学ぶ
の4点を研修会の企画とし、運営しました。


 小樽診療所の歴史・おたる健康友の会・診療所職員紹介について、小樽診療所の高橋事務主任に講演して頂きました。小樽は小林多喜二を生み出した土地であり、労働運動や民主運動に長い歴史を持っており、小樽診療所の建設運動においても、地域の労働組合や民主団体が積極的に関わった歴史があることが紹介されました。友の会については2600名を超える会員数で、サークル活動やふれあい喫茶など友の会員が自主的に運営され、盛んに活動されていることが紹介されました。

 小樽診療所のSWOT分析では、詳細な地域分析を元に活動方針を立てていること、充実した施設、患者の増加など小樽診療所の長所が明らかなになりました。スタッフの人手不足が課題として挙げられ、しりべしJねっとのネットワークを用いて解決できる可能性があるなど意見が出されました。

 3つの診療所の強み・弱み・課題を探るワークショップでは、北海道勤医協家庭医療センターの寺田豊先生を講師に、これまでの3つの診療所のSWOT分析を振り返り、フィッシュボールというワークショップ手法を用いて、診療所の課題や優位点を様々な視点で意見をだしあい、その診療所の弱みを解決するのに他の診療所の強みを活用するという新たな視点を学ぶことが出来ました。

 在宅療養支援診療所の制度と黒松内の実践の紹介では、黒松内診療所の経営において在宅医療が重要な位置を占めているそれが地域のニーズでもあることや、医師体制が厳しい中患者を守る確固たる信念を持ち、様々な課題を乗り越えて在宅療養支援診療所を行っていることを学びました。

 2013年度最後の研修会となり、3つの診療所のそれぞれの長所や課題を学ぶことが出来ました。それぞれの診療所・地域の特色や問題などを自分の診療所のことように考えることができ、実り多い研修会となりました。

研修会やって良かった!!!










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