2015年8月19日水曜日

北海道保健企画の薬学奨学生の研修を受入



 8月11日(火)に、北海道保健企画が企画する薬学奨学生の地方診療所研修として、余市診療所に10名の奨学生がやってきました。

 前日には札幌市内で内容盛りだくさんの研修を行い、交流会では大いに楽しみ、仲を深めることができたようです。

 2日目は、午前中にニッカウィスキー工場を見学し、お昼頃に診療所に到着して研修が始まりました。
最初に院内を案内しました。診療所見学が初めての学生さんもいたようです。
2階の病棟を老人ホームに転換させた話は大きな驚きがありました。
また、労災患者さんのパラフィン(ろう)によるリハビリ見学は、みんなが興味深々でした。

 熊谷事務長は、「ようこそウィスキーと果物の里余市へ」と題した講義を行いました。
テレビで有名になったマッサンに関するクイズを盛り込みながら、余市の町の特徴、医療機関分布を説明しました。
全職種が参加するカンファレンスなど家庭医療でおこなっている余市診療所の特徴や、地方ならではの職員間のにぎやかな交流会等についても述べました。

 瀬野尾所長からは、薬剤師を目指す学生さんへの激励と、家庭医療についての講義がありました。
「薬剤師を志望するのはなぜですか?」という質問や、「家庭医療と聞いてどんなことをイメージしますか?」と学生さんに尋ね、薬学生さんが目指す薬剤師と家庭医療は目指すものが似ていることを伝えました。


 学生さんからは「瀬野尾所長から出された課題というべき、『何故、地域の医療機関や保健機関等との連携なのか』『何故、患者さんの生活背景が大事なのか』ということを考える良い機会になりました」などの感想が出されました。


 今回、研修に来てくれた薬学生さんが薬剤師になって、私たちと一緒に働ける日が来ると嬉しいです!

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